あきよししまの人生記録

私の人生ややこしい。いろいろと煩わしい心の中、断ち切るすべを模索中。

Miracle Baby 誕生。

それは日曜の明け方4時。ライトに照らされたまっすぐに伸びる広くて暗い道路はなんかかっこよくて、痛みに耐えながらも私は「うわー、ここアメリカっぽい!私、ホントにアメリカで子供を産むんだなぁ。」とか今更なことを考えたりしていた。

病院に着くと車いすで部屋に運ばれたが、私が思っていたような分娩室ではなかった。その普通の病室のような部屋で子宮口が開くまで待ち、いよいよとなった時に分娩室に移された。夫はずっとそばにいてくれて、一緒に何度か行ったマタニティークラスで培ったラマーズ法のコーチになってくれた、と言いたいところだが、看護師のお姉さんがしっかり付いてくれていたので、彼はお役御免となった。

そして、10時過ぎにMiracle Babyは誕生した。自然分娩だったので、大きな頭が出た時の感覚はしっかりあって、もう全身が出て来たのかと思った。というのも、頭だけ出た状態で、我が子は大きな声で泣いたのだ。私はすぐ「どっち?」と性別を聞いたが、「待って。」とか、「まだ力抜かないで。」と言われてちょっと戸惑った。が、無事に全身誕生(?)すると、「おめでとう、男の子だよ。」と言われ、ホッとした後で状況がわかって、気が早すぎる我が子に笑ってしまった。

当時でも胎児の性別を知ることはできたが、生まれてきてくれるならどちらでもよかったし、先に知るより生まれた時の楽しみにとっておこうと聞かずにいた。やっと会えたことがうれしくてうれしくて、未だに子供たちが生まれた時の喜びよりうれしかった思い出はない。