あきよししまの人生記録

私の人生ややこしい。いろいろと煩わしい心の中、断ち切るすべを模索中。

???どういうこと???

私は泣きながらも目が点になっていた。父の再婚相手にどうか、と言って伯母の口から出てきた名前が、伯母の隣の家のひとのものだったからだ。

その時の私が知る限り、そのひとは変わっていてうちの辺りでもうわさされていた。学校帰りに時々見かけたりしたが、同居の父親といつも大声で喧嘩していた。「ウソでしょ!?」と思ったが、どうやら本気らしい。いろいろショック過ぎてずっと黙っていると、そのうち伯母は帰っていった。私が泣いたからとりあえず退散したのか?口下手な父は私にどう接していいかすごく戸惑っていたようだ。少し経ってから言葉をかけてくれたが、なんて言われたか、なんて答えたか、覚えていない。動揺してたんだろうな私も。

私が思っていた以上に、父にとって仕事と家庭の両立は大変だったのだろう。父が再婚したいのなら子供の私にはもはや決定権はない。でも、相手はあのひとじゃないよね。うわさが本当なら家事は一切やらないらしい。で、なぜかいつも誰かと喧嘩しているとか。それで結婚できるの?どう見ても父とは釣り合わないし、お父さんかっこいいからもっといいひと見つけてよ。こんなことばかり思う日々になった。

そうなのだ。父は大事な判断ほど見誤る。そして何事もなぜか何も言わずにひたすら我慢する。自分のことなのに。このことに関しては、私と弟にとっても大事なことだったのに。誰がどう見てもおかしいことだったのに。そして私も同じだ。大事なことには意見が言えない。何も言えずに我慢したり、ひどいとヘラヘラし出す。その辺の思考がぶっ壊れているこの家族… 結局、全く納得いかないままに私は承諾した。

私が住んでいた辺りの田舎では、近くの人同士、知り合いに紹介された人同士で結婚している人が多かった。今はそんなことないだろうけど、昔はね。伴侶を亡くした近所のおばさんは亡くなった旦那さんの弟さんと結婚した。親戚のおばちゃんは30歳目前でやっと嫁に行った先が3人子連れのかなり年上の人だったが、お見合いの時にはお相手も初婚と聞いていて、子供がいたなんて知らなかった、と笑って言っていたが、それって詐欺ではないか!?そういうのが当たり前のようにあったのよね。みんなどんだけ自分の気持ちにウソついて生きてたんだろう.....