あきよししまの人生記録

私の人生ややこしい。いろいろと煩わしい心の中、断ち切るすべを模索中。

初恋。。。実る

悲しい事がたくさんあっても人はなんとか生きていくものだ。心はボロボロでも…

中学時代は学校ではできるだけ複雑な家庭を悟られないように努めて明るい私だった。元来おちゃらけな性格だったからそこは救われた。

1年生の時に同じクラスの男の子を好きになり、残念ながらその子は他の子を好きだった。ある日、女の子4人で体育館の裏で誰が好きかの発表会をした。みんなでキャッキャッ騒いでいると、偶然私の好きな彼が通りかかり、顔から火が出るほど恥ずかしい思いをした。聞かれていない事を願った。

2年生では好きだった子とクラスが分かれてしまい、姿を見る事が少なくなってしまったので、彼がやっていたバスケットボールの部活をちょっとだけこっそり見てから帰ったりした。ある日の朝、学校に行く途中の田舎道に彼がいた。びっくりして恐る恐る「おはよう。」と言うと、「あのさ。」と言ってから数分、思い切ったように「付き合ってほしいんだけど。」と言われた。私はガタガタ震えが止まらなくなった。が、じっとしているとそれを知られてしまうので、わざと少し離れて気のなさそうに「いいよ。」と言った。

今までの人生でこの事だけが、唯一、“胸キュン”な私の美しい少女漫画のシーンのような思い出だ。あの時…しっかり聞かれてたんだな。