あきよししまの人生記録

私の人生ややこしい。いろいろと煩わしい心の中、断ち切るすべを模索中。

すごいなと思うこと。

その当時、私は会社の女子寮に入っていて、電話がかかってきたら普段は寮母さん、彼女が忙しければ誰でも近くに居る人が取るルールだった。当時は携帯電話なんてなかったから、寮のたった一台の電話はいつも奪い合いで、必要なら外の公衆電話を使うしかなかった。

ある日、思いがけず外国人の彼から電話がかかってきた。電話を取った子はいきなりたどたどしい日本語で私の名前を電話口で言われ戸惑っただろうな。「なんか男の人だけど、日本人じゃないよ。」と受話器を渡された。私は電話にでた。電話に出る時に最初に「Hello。」と言うことも知らなかったし、私、なんて言ったんだろう?話の内容はほぼ覚えていないが、そのうち会える?みたいに聞かれて会う日にちを決めたんだろう。すぐに来る週末の午前中に会う約束をして電話を切った。

その後、いろんな事が起こるんだけど、3年の月日が経って、私は彼と結婚をする。人と人の出会いって本当にすごいな、と思う。そもそも私が通った高校に行っていなければあの会社に入る事もなかった。会社の寮に入って知り合った友達とあの時Discoに行ってなければ彼と出会う事もなかった。私が電話番号を渡さなければ、彼が電話をくれなければ、電話を取った子が彼の日本語が理解できず電話をつないでくれなかったら、もっと言ったら、おばあちゃんがおじいちゃんが両親がどこかで一つ違う選択をしただけで、今の自分も子供たちも孫もいなかったのだ。すごすぎる!!!